診療時間 / 10:00 ~ 20:00

休診日 / 火曜午後・土曜午後

EDの原因(機能性・心因性)

まず勃起に必要不可欠な要因とは「性的な物理的刺激を大脳で感じる」「性的な興奮が神経を介して陰茎へと伝達される」「陰茎動脈が拡張することで血液が陰茎海綿体へ流入し、海綿体が血液で満たされる」という3つです。

次に勃起が起こるまでに身体の中で何が起こっているかというと、陰茎からの性的刺激信号を大脳が受け取る、または大脳で性的欲求を感じると、次に性的興奮が大脳から陰茎へと伝達されます。すると陰茎動脈の内皮細胞から一酸化窒素が生成され分泌されるわけです。

これが陰茎海綿体の平滑筋内に拡散し、サイクリックGMP(グアニル酸シクラーゼによってGTPより合成される細胞内情報伝達物質)と呼ばれる神経伝達物質を産生し、平滑筋を弛緩させるため、大量の血液が海綿体の中に流入して、海綿体が血液で満タンとなり、勃起状態となります。このサイクルのうちどこか一つでも上手く機能しなければ、十分な勃起が得られず、硬さの不足や、維持が困難という状態に陥ります。

原因の種類とその特徴

以上を踏まえ、EDの原因をみていきましょう。
人によって、また持病によって様々な原因に分けられますが、大きくは「機能性・心因性」と「器質性」「混合性」「薬剤性」の4タイプです。
薬剤性の場合には処方した医師より説明を受けるため、ここでは薬剤性以外の原因をみていきます。

心理的なストレス等が原因となる機能性・心因性

これは、ストレスなどの心理的要因によってEDを引き起こすことを指し、必要不可欠な要因のうちの「性的な物理的刺激を大脳で感じる」ところと「大脳で性的欲求を感じる」ところが上手く機能していないと考えられます。

仕事や恋愛、人間関係などで精神的に強いストレスが持続的に、またそれを感じるのが長期間であればあるほど自律神経が乱れ、大脳への信号伝達が上手くいかなくなります。

また、抑うつやうつ病の発症自体にも原因があり、これを紐解くことが機能性・心因性EDの原因の根本的な治療につながります。

この心因性がもとで起こる勃起障害は、性行為そのものに失敗するという不安以外に、転職や人事異動などの環境が変わることでも起こりえますので、環境調整をするだけでも改善される場合がありますが、それでも改善されない場合には、メンタルクリニック・心療内科での治療や、認知療法などのカウンセリングが有効です。